Google広告の2019年6月のアップデートで待望の「コンバージョングループ」が搭載されました。この機能は複数のコンバージョンをグループとしてまとめるだけでなく、キャンペーン毎にコンバージョンを設定することが可能となります!
どこまで出来るのか、早速設定してみました。
コンバージョンの設置方法はこちら
この記事の目次
どういうときに使うの?
これまでコンバージョンはアカウント単位でしか設定できませんでした。
例えば同じコンバージョンでも「資料ダウンロード」と「申し込み」ではユーザーの状態に大きく差があります。(通常は資料ダウンロード→申込み、ですよね)
ただしコンバージョンは「アカウント単位」で設定するため、「資料ダウンロード」も「申し込み」も同列でコンバージョンと設定せざるを得ず、「コンバージョン単価制」などではどっちのコンバージョンに最適化するのか設定もできない状態でした。そのため、様々な工夫が必要でした。
これが「キャンペーンごと」に異なるコンバージョンを設定できるようになるため、キャペーンの作り方などにも影響が出てくることになります。
コンバージョングループを作ってみよう

コンバージョンはもうすでに複数ある前提でお話します。
Google広告の管理画面から。「ツールと設定」「測定-コンバージョン」ここまではいつもと同じ画面ですね。

コンバージョンに新しく「コンバージョンアクショングループ」のタブが出現しています。

「コンバージョングループを作成」で作成します。

まず「コンバージョングループの名前」を設定し、左側の画面で適用するコンバージョンにチェックを入れると、右側の画面にリストアップされていきます。設定はとても簡単ですね。
キャンペーンに設定してみよう

キャンペーンの画面で「設定」から「コンバージョン」を設定します。「このキャンペーンのコンバージョンアクションを選択する」が増えていますね。

ここで上部のタブで任意の「コンバージョンアクション」を選択することが出来るようになります。複数選択することもできます。

先程作成した「コンバージョンアクショングループ」から選択することもできます。
以上、簡単ですが知らなければ見落としてしまいそうですね…
現状できないこと
ちょこっとさわってみてわかったこと。
- 「来店」はコンバージョン設定できず
- 「動画広告」は未対応
コンバージョンとしては出現している「来店」がどんなに探しても選択できません。ここを他のコンバージョンと分けたかったのに…残念…
また、「動画広告」はまだ未対応のようですが秋頃には対応するそうなので気長に待ちましょう。
以上、待望の機能でした。これでコンバージョン単価系がより有効活用できそうですね。