昨年ツーリング用に買って一年間愛用している「ワークマン ウィンドコア ヒーターベスト」。結構お気に入りで、自宅での仕事中にも愛用しています。
これでツーリング時に上半身はあったか快適ですが、そうなると下半身の冷えが気になってくるので今年はパンツタイプのヒーター購入してみました。
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この記事の目次
今回購入したのはこちら
今回購購入したのはお財布に優しい「ワークマン」の「WindCore(ウィンドコア)ヒーターコーデュロイパンツ」です。色はブラック、サイズはLサイズ。
お値段¥4,500。ヒーターベストよりは少し高めのお値段ですが、ちゃんとしたブランドのヒーター付きパンツと考えるとかなり安いと思います。
家電扱いなのか購入時に「保証書」がついてきます。6ヶ月保証で壊れても安心。もちろんバッテリーは別売りで一般的なモバイルバッテリーは使えません。ワークマン専用のバッテリーが必要ですが、例によって専用バッテリーがお高いので一般的なモバイルバッテリーを変換ケーブルを通して使っています。こちらについては後述します。
メリット・デメリット
先に良い所と悪い所を言っておきます。(あくまで主観です)
メリット
- ¥4,500と破格のプライス
- 座っていると暑いくらいあったかい
- カジュアルなデザイン
- 長時間の使用も可能(一般大容量バッテリーの場合)
- 温度調節がしやすいボタンの場所
デメリット
- クソ高い専用バッテリー
- サイズ要注意
- ポケットにバッテリーは少しかさばる
- 前のファスナーがないのでトイレが大変
- バイクで走行中は寒い
このあたりをレビューしながら触れていきます。
ヒーターコーデュロイパンツの使用感レビュー
着用した感じです。かなりカジュアルな見た目でワークマン感はないですね。私は身長170cm足らず、中肉中背の平均的な体型です。
後ろから見るとこんな感じで割りと余裕のあるラフなシルエット、ゆったり着れるように見えますが…
最大の注意点
見た目余裕ありそうだったので試着もせずにMサイズを購入したのですが、帰って着てみるとパツパツだったので後日Lサイズを買い直しました…
パンツはこのように二重構造になっており、中身は見た目ほど余裕はありません。まぁワイドシルエットでせっかくのヒーターが肌に届かないと意味が無いので、暖かさを届けるために中身はパツパツ仕様になっていると考えられます。試着しなかった自分が悪いのですが、必ず試着してサイズが合っているのか試してみることをオススメします!
ちなみにヒーター付きパンツはデニムタイプなど他にも種類がありますが、同じMサイズでも一番きついのはこのコーデュロイパンツでした。外観にだまされないように。
バッテリー部分
右のポケットあたりに温度調整ボタンが付いています。ヒーターベストは内側で少し調整に手間取る場所でしたが、パンツタイプはこの場所で手が届きやすい場所にあり高評価ポイントです。
ポケットの中にバッテリー接続端子がキャップ付きで収納されています。
バッテリーを接続するとこのように光って暖かくなります。ボタンを押すたびに赤⇒青⇒緑の3段階調整が可能です。
説明書より
説明書、保証書が付属しており詳しい使い方が書いてあります。
太ももの前面にヒーターユニットが左右一つずつついています。
他対応バッテリーの説明などが書いてあります。洗濯機での洗濯はできないので要注意です。
着用して少しバイクで走ってみた
2月の昼前、外気温7℃くらいの中を1時間ほど走行しました。その時に気になった点がいくつかあります。
温かいけど寒い
座ってるときや室内を歩いているときは赤ランプの高温度モードでは低温やけどに気をつけたほうがいいレベルであったかいのですが、バイクで走行中はあまり暖かさは感じません。パンツの外側の素材が完全防風ではないので、冷えのほうがまさる感じです。信号待ちなどで止まってるときはそれなりに暖かくはなります。
ベストだと上から着込めば真冬でも暖かさを享受出来たのですが、パンツだとそうも行かないので使用シーンとしては10℃くらいの真冬ちょい前まで、でしょうか。
もちろんバイクではなく外歩く分には真冬でも大活躍です。
ポケットがかさばる
普段パンツのポケットに何も入れない人間だからもしれませんが、バッテリーが入っている右のポケットがとても気になります。ワークマンの専用バッテリーなら今回使用したバッテリーよりもっと大きいので、より気になることでしょう。小さめバッテリーを使用することを個人的にはオススメします。
またベストにはあったパチッと止める部分がないことも気になります。
トイレが大変
前のファスナーがないので外だとトイレ(小)でも気軽に出来ない点が大変でした。
バッテリー問題について
最後にバッテリーについて。ワークマンのWindCore(ウィンドコア)ヒーターベストを使用するには「専用のバッテリー」が必要です。
こちらの電源はアウトプットがUSBではなく「DC電源」のため、一般のモバイルバッテリーでは接続できません。また電圧も「6V⇔8V切り替え」型のため、一般的なモバイルバッテリーの「5V」では接続できたとしても本来のパワーを発揮することができません。
BURTLEなどの有名ワークウェアブランドも同様の仕様のため、何もワークマンだけってわけではありませんし、ワークウェアブランドやバイクメーカーのものと比べるとそれでも割安ではありますが、上記モデルだと容量がたった「3,350mAh」で¥4,980と一般的なモバイルバッテリーと比べると割高になります。
安心のブランドAnkerの10000mAhでも¥3,490で買えちゃいますからね…
まぁ作業着としての使用も考えるとおそらく耐久性なども問題も有り、専用バッテリーという形でしょうけど今回はコスパ重視でこちらのアダプターを間に噛ませてAnkerのバッテリーを使用しました。
今回使用したのは5V→7.5Vの昇圧機能があるこちらですが
7.2Vと少しV数が劣りものの、昇圧機能のON/OFFがあるこちらのモデルのほうが便利そうですね。
ポイントは「必ず昇圧機能があるアダプターを選ぶ」こと!
単なるUSBからDCへの変換アダプタを使用すると、5Vの電圧しか使用できずヒーターベストの本来の暖かさを発揮できないので注意して下さい。
結構お気に入り
以上、ワークマンのウィンドコア ヒーターコーデュロイパンツの使用レポートでした。色々気になるところもあり、バイクでの使用は限定的だと思いますが、軽いお出かけ時や自宅作業時には愛用して使っています。今後も電熱装備を揃えて冬も快適なバイクライフを目指していきたいと思います。