もうすっかり週末の定番になってきた「ダムカード目当て」のダム巡り。今週は西側の弥栄ダム(やさかダム)に行ってきました。
同じタイミングで近くの小瀬川ダムにも行ってきたのでこちらもどうぞ。
この記事の目次
弥栄ダム(やさかダム)とは?
広島県大竹市と山口県岩国市の県境に位置するダムで広島市内からも一時間くらいの距離です。GoogleMapさんのナビは道中大半を国道2号線でルート案内してくれましたが、交通量が多く大型トラックもバンバン通っていてクロスカブではちょっと怖かった…
弥栄ダムは総貯水容量で言うとかなり大きいダムで周囲には自然が豊かに広がっており、キャンプ場などのレジャースポットが豊富にあるみたいですね。特に狭い道などもなくスムーズにたどり着くことが出来ました。
管理事務所の下に大きめの駐車場がありますので、車でもバイクでもこちらに止めると良いでしょう。
ダムカード掲載のスペックを載せておきます。
- 所在地 : 広島県大竹市、山口県岩国市
- 河川名 : 小瀬川水系小瀬川
- ダム型式 : 重力式コンクリートダム
- ゲート
- ジェットフローゲート×3条
- コンジットゲート×3門
- クレストゲート×4門
- 堤高・堤頂長 : 120m・540m
- 総貯水容量 : 1億1,200万㎥
- 管理者 : 国土交通省
- 本体着工/完成年 : 昭和55年(1980年)/平成2年(1990年)
ダムカード目当ての方は管理事務所の営業時間を予め調べて訪問しましょう。
弥栄ダムのレポート
まずは駐車場。土曜日といえど午前中来ると一人ぼっちなのはどのダムも同じです。
駐車場隣りに階段があり、その上に建物がありました。管理事務所兼展望台といったところでしょうか。この作りから結構大きなダムと期待が持てます。
看板によると弥栄ダム展示資料室とのこと。せっかくなので見ていきましょう。
入り口です。やはり管理事務所も兼ねているようですね。
中は弥栄ダムに関する様々な展示がありました。ボリュームとしては温井ダムの展示室の1/5くらいだと思います。ダムカード色々集める中で少しづつダムにも興味が湧いてきたのでとても勉強になりました。
ただダムカードどこでもらえるのかわからん!…これが主目的なのに…
ヒントが何もなかったので、一旦外に出ると脇に道があるのが気になったのでそちらの方へ。
先に進むとありました、管理所が。ちょっと不親切ですね…看板が威厳があって割と立派な事務所な印象を受けます。
例のごとくインターホンを押すと「入ってきていいですよ」という初めて自ら入るタイプの事務所でした。
こちらが弥栄ダムのダムカードです。なんと30周年記念カードもいただけました。完成が1990年、訪問したのは2022年。2年のラグがありますが、きっと大量に作っていたのでしょう。でも結構嬉しい。
ここからダムを回っていきます。
定番の案内図です。弥栄ダムの概要が詳しく書いてあります。
ここの湖はダム湖100選に選ばれた湖だそうです。でも100個って結構あるよな…
その100選の湖は「弥栄湖」(やさかこ)です。遠くにかかる赤い橋がきれい。
ダムありがちな石碑はここは少なめですね。代わりに謎のアート的なオブジェがありました。説明がないから何者かはよくわかりませんが…
こちらが弥栄ダムの放水側。立派なゲートが4門。これがクレストゲートだということをダムカードから覚えました。こうしてみると結構大きなダムですね。
弥栄ダム唯一かもしれない石碑。
ここもダム堤体の一番上部部分が道路になっているタイプですね。結構大きなダムで、向こう岸まで相当な距離がありそうだったのでバイクで行ってみましたが、とくにこれと行った物はありませんでした。
バイクと一緒に記念撮影。いい感じの場所で撮れる場所でした。
弥栄発電所
訪問時には気が付かなかったのですが、ダム下の発電所辺りまで行けることがわかったため後日再訪問しました。
場所は上記の「中国電力 弥栄発電所」めがけてナビをセットするとたどり着くことが出来ます。
弥栄ダムが結構大きいダムなので、弥栄ダム天端からダム下までバイクで10分ほどかかりました。
道はこんな感じです。ダム下発電所までの道にしては広めの道でした。
途中に金網が張ってあり、発電所まで行くことは出来ませんが弥栄ダムを下から眺めることが出来ます。
せっかくなのでバイクと一緒に記念撮影。
ダムを下からワイドに眺めた写真です。弥栄ダムのスケールの大きさがよくわかりますね。
アップで撮影。赤い4門のクレストゲートが目立ちます。
遠くに見える建物が弥栄発電所でしょうか…(未確認)
ちなみに山口県はダムカードと同様に「発電所カード」なるものを配布していますが、弥栄発電所カードは配布していない模様。ざんねん。
弥栄ダムのダムカード
右下マークはGでよくある重力式コンクリートダムですが、右上のマークはFNAWIPと6つもあり、様々な役割を持った大きなダムだということがわかります。
裏面です。堤頂長が540mと非常に長く、総貯水容量は驚異の1億1,200万㎥です。でかい。
30周年記念カードは放水バージョンです。
裏面は建設時の写真とともに歴史を振り返ったもの。
以上、弥栄ダムのレポートでした。
このあとバイクで20分弱の小瀬川ダムにも一緒に行ってきたので、こちらも一緒にどうぞ。