「ダムカード」を集めるダム巡りツーリングシリーズ。広島県は残すは4ヶ所となりました。今回は暖かくなってきたので冬の間は訪問できなかった三次市の「灰塚ダム」に訪問してきました。以外に見どころが多くオススメのダムです。
また、同日に庄原市の「庄原ダム」と灰塚ダムから近い昭和レトロ建築物「田中写真館」にも立ち寄ってきたのでそちらもぜひ。
このあと行った庄原ダムはこちら
灰塚ダム前に寄った昭和レトロ建築「田中写真館」はこちら
この記事の目次
灰塚(はいづか)ダムとは?
広島県三次市のダムです。読みはそのまま「はいづか」ダムです。
2007年完成の新しいダムです。後でググって調べると住民の反対運動があったりと完成まで紆余曲折があったダムのようです。また、ダム湖の周囲は公園など様々なスポットがあるようです。
今回はダムカード目当てなので上記の「灰塚ダム管理支所」に向けてナビをセットしましたが、周囲には公園や眺めを楽しむための駐車場がたくさんあるため、止める場所に困ることはないでしょう。ダム周辺にありがちな離合できないようなやたら狭い道もないので車でも安心して行くことができます。
ダムカード掲載のスペックを載せておきます。
- 所在地 : 広島県三次市三良坂町仁賀地先
- 河川名 : 江の川水系上下川
- ダム型式 : 重力式コンクリートダム
- ゲート
- 「自然調整ダムのため洪水調整ゲートは無」
- 「環境用水放流設備として引張りラジアルゲート」×2門
- 堤高・堤頂長 : 50m・196.6m
- 総貯水容量 : 5,210万㎥
- 管理者 : 国土交通省
- 本体着工/完成年 : 2001/2007年
ゲートの表記にやたらこだわりが感じられますね…
訪問時は土日でも配布していましたが、ダムカードの配布状況は県や国土交通省のホームページで必ず事前に確認してから訪問するようにしましょう。
灰塚ダムのレポート
こちらが管理事務所前の駐車場です。こちらの事務所前後にも駐車スペースがあり、十分な駐車スペースが確保されています。
管理事務所の向かい側のスペースの立て看板です。天端中央あたりのエレベーターから下に降りることが出来るようです。大きいダムでは見学者向けのエレベータはよくある設備ですが、この規模のダムでは珍しいですね。
まずは管理事務所へ向かいます。
割と大きめの事務所で入り口に少し迷いました。
入り口はこちら。ダムカードは名前と何処から来たか書いて必要枚数持っていくセルフ方式でした。今日だけで数人訪問者がいるようで人気のダムみたいですね。
管理事務所から湖側のダムを眺めることができます。
常用洪水吐でしょうか、青いゲートがよく見えます。
こちらの湖は「ハイズカ湖」だそうです。名前はそのままですが、カタカナになってるあたり少しだけ中二っぽい感じがするのは私だけでしょうか。
こちらが天端です。車両で通行可能で、数分おきくらいに車が通るくらいの交通量です。そこまで大きなダムではないため左右のガードも低めですね。
右手は灰塚ダムのプレート
左手が中二感あふれるハイヅカ湖のプレート
天端の中央にはエレベーターがあります。
逆側には取水設備の操作室でしょうか、3つ並んでいます。
エレベーター脇から下を眺めると公園が見えます。
ダム下に降りてみた
早速エレベーターで下ってみます。午後4時までらしいので降りて午後4時すぎると最悪徒歩で上に上がらなければいけない可能性も…
エレベーターです。階数は様々書いてありますが…
BF3階にしか行くことができません。他の階はイベントなど見学会でしか見られないパターンでしょうか。
B1B2とか行ってみたいですよね。
B3階につきました。出入り口までずらっと展示スペースが続いています。
出入り口です。ダムの規模はそんなに大きくないので出入り口まではすぐたどり着きました。
出てすぐダムの解説の看板があり、各種ゲートなどそれぞれの設備や機能について詳しく書いてあります。超親切。
ダム正面からのショットです。天端から下を眺めた時に見えた橋の真ん中から撮影。こんなに真正面から見れるダムは初めてかもしれません。
せっかくなのでここでダムカードと一緒に。
斜めから覗き込んでも大迫力、なかなか絶景です。このダム下からの風景を見るためだけでもこのダムに訪れる価値は充分にありますね。
ちなみにダム下は公園になっており、この公園から直接ダム下へアクセスすることもできます。
天端の逆側へ行ってみる
エレベーターで再び上へ戻り、今度は天端の逆側に行ってみます。こちらもちょっとした駐車場が用意されています。
地図上にポイントはありませのでわかりやすく航空写真にしていますが、上記のあたりに駐車場があります。
逆側と同様に説明の看板があります。
ここからもダムの放水側をやや上から眺めることができます。
湖側から眺める
上記のポイントからだと湖側からダムを眺めることができます。
湖側から見たダムの機能説明です。ここにも各種ゲートなどの解説がかなり丁寧に書いてあります。
そしてなぞの石碑が設置されています。「地域と共に」と彫り込んであるのはダム建設時に地域住民と揉めたかた影響かな?と考えてしまうのは穿った見方でしょうか。
このように湖側からもダムを真正面に捉えることができます。
アップで。ダムの常用洪水吐をきれいに眺めることができます。
灰塚ダムのダムカード
ダムカード表面は公園から撮影したと思われる場面です。ダムカードはドローン空撮が多いですが、このダムの場合はわざわざ空撮しなくてもキレイに撮れる場所があるので納得の風景です。
裏面です。こだわりの技術の他に、周辺にもこだわりスポットが色々とある模様。後で調べてみると湖周辺の鳥たちがあつまるスポットなどもあり、楽しめるのはダムだけではなさそうですね。
以上、灰塚ダムのレポートでした。見どころの多いダムですが、ダムを前後共に真正面から捉えることが出来るダムは少ないので、それだけでも行く価値のあるダムだったと思います。
また、このあと30分程かけて庄原ダムにも行ったので、そちらもどうぞ。