ダムカード目当てのダムツーリング。今回は周南市のダムを3ヶ所まわりましたが、2番目に訪問した「島地川ダム」の記事です。
今回本文した中で広島から最も離れているダムでしたが、規模もそこそこで高さも比較的高く迫力のあるダムでした。ダムカードだけでなく公式ダムカレーもあるみたい!?
同じタイミングで訪問した他のダムの記事はこちらから。
この記事の目次
島地川ダムとは?
山口県周南市にあるダムで、読みは「しまぢがわ」ダムです。堤高が山口県で5位という比較的高さが高いダムです。
向道ダムより車やバイクで15分程度です。また、ダムの天端の上をそのまま国道376号線が走っており、比較的交通量も多いダムです。
Google Mapの「島地川ダム管理支所」に向かっていくと迷うことは無いと思います。管理支所やその奥に数台分の駐車スペースはあるので駐車に困ることは無いと思います。
ダムカードの情報を乗せておきます。
- 所在地 : 山口県周南市
- 河川名 : 佐波川水系 島地川
- ダム型式 : 重力式コンクリートダム
- ゲート : ゲートレス(自然調節方式)
- 堤高・堤頂長 : 89.0m・240.0m
- 総貯水容量 : 2,060万㎥
- 管理者 : 国土交通省
- 本体着工/完成年 : 1976/1981年
ダムカードの配布状況は県や国土交通省のホームページで必ず事前に確認してから訪問するようにしましょう。
島地川ダムのレポート
国道376号線に乗って島地川ダムの管理事務所に行く前に、その逆側からまずは見て回ります。
ダム左手にはおなじみ竣工記念碑。
やたらクセのある所定の島地川ダムの記念碑。
右手には慰霊碑と「しまじがわ」のプレートがあります。書きながら気づいたのですが、ダムカードでは「しまじ」ではなく「しまぢ」と明記されていますが、どっちが正しいのでしょうか。
そしてこのダムやたらと石碑やプレートが密集してる気がします。
案内板も設置されており、周囲には多数の公園やキャンプ場などがある様子です。
下流側の下をのぞいてみましたが、結構高い…正直怖くまともに下を見ることが出来ないレベル。
少し離れて見てみました。夏なので木で隠れてよく見えませんが、冬ならもう少しよく見えるかもしれません。
反対側に渡って管理事務所を目指します。インターホンで管理人さんを呼んでダムカードをもらいましたが、「冬のver1.2」と「夏のver2.0」どっちか一つだけしか渡せないけどどっちがが良い?と言われて正直どっちでも良いや…と思って見た目がパキッとしてる「夏のver2.0」を選択しましたが、無くなる可能性が考えると旧バージョンのver1.2もらっとけば良かった…と少し後悔。無くなる前にまた行こうかな。
管理事務所前の情報掲示板です。ここになんと…
ダムカレーの情報が!
あるとこにはあると噂には聞いてたけど、まさかこんな所に…これは行かねば!ということで今日の最後の予定が「道の駅ソレーネ周南」に決定。しかしここから結構遠いね…
ダムの管理事務所側にも案内板や…
記念碑など碑石関係が密集して設置してありました。
中でも「RCD記念碑」とうものが。どうやらこのダム、ダムカード情報によるとRCD工法を使用して建てられた世界初のダムだそうです。
RCD工法 (あーるしーでぃーこうほう) Roller Compacted Dam-Concrete の略。コンクリートダムの合理化施工法としてわが国で開発されたもので、セメントの量を少なくした超硬練りのコンクリートをブルドーザーで敷均し、振動ローラで締め固める工法です。打設面に段差が生じないため、拡張レヤ工法とともに面状工法として分類されることがあります。従来工法に比べ、ブルドーザーや振動ローラといった多くの機械を使うことができること、大量打設が可能なことなどの利点があり、工期の短縮と工費の低減、工事の安全性を図ることができます。 この工法は、1978〜80年に島地川ダムで世界で初めて施工されて以降徐々に採用が広がり、近年は、宮が瀬ダム、浦山ダム、月山ダムなどの大型ダムも完成し、中・大規模コンクリートダムの主流の施工法となっています。 |
この直前に訪問した向道ダムと同じく歴史を感じるダムですね。
管理事務所付近でダムの下流側がよく見えるスポットでダムカードと一緒に記念撮影。
上流側に広がるダム湖は「高瀬湖」という名前みたいです。
対岸にデカデカと「高瀬湖」と書かれた看板が見えます。あの辺りからなら上流側のダムをよく眺めることが出来そうです。
天端を管理事務所側から撮影。これが国道376号線を兼ねており、比較的交通量が多めです。
交通量多めの道路なので、控えめに記念撮影。
上流側の対岸へ行ってみた
下流側からダムの見ることは難しそうなので、上流側からよく見えるスポットがないか探してみました。
このあたりが先程「高瀬湖」の看板があった辺りです。ここに向かう道中、例によってかなり狭い野性味あふれる道が結構長い間続くので、車の方にはあまりオススメしません…バイク的にも枯れ葉や苔が生い茂っており、慎重に通らないとコケてしまいそうな不安定な道でした。
たどり着きました。季節的な問題か、緑が生い茂っており向こうがよく見えない…
頑張ってこんな感じです。もうちょい見えると嬉しかったんだけど。
進んだり戻ったりしても少しだけダムが見えるスポットはあるものの、広く見渡せるスポットは見つかりませんでした…
ストリートビューだときれいに見えているので、時期的な問題もあるのでしょう。ちょっと今回は残念…
島地川ダムのダムカード
ダムカード表面です。夏バージョンのver.2.0です。確実にドローンの空撮ショットですね。ver1.2は冬バージョンとはいえ雪が積もっているというわけではなく左右の緑が無いバージョンでした。
裏面です。やはりRCD工法が自慢のダムらしく、それについての解説が書いてあります。
ダムカレーを求めて
ダムカレーを求めて「道の駅 ソレーネ周南」までやってきました。島地川ダムから車やバイクで25分程の距離です。最寄りかと思いきや結構あるね、距離。
訪問したのは土曜日だったんですが、人むちゃくちゃ多くてかなり賑わっていました。
ワクワクしながらダムカレーがおいてある地産地消レストランの「菜(さい)」を探します。
メニュー発見。全メニューを10回くらい見ましたが、無くね?
もしやこの店じゃなかったのかな?と思って公式サイトも見てみましたが
ありますね…
どうやら現在(2023年9月)は取り扱ってない模様です。レストランは満席状態の大賑わいだったため、お店の方に聞くことは出来ませんでしたが、現在のメニューに不自然に1個空きがあるのはそういうことでしょう。ちゃっとサイトも更新してよ…いつか復活することを願ってます…
その代わりに鹿野高原ハンバーガーを頂きました。こちらもおいしかったです。
以上、島地川ダムのレポートでした。ダムカレーをいただくことが出来なかったのは残念でしたが、比較的大きいダムでアクセスもしやすい場所にある歴史的なダムなので、周南市ダム3ヶ所セットでぜひ訪問してみて下さい。
あとダムカレー復活したら誰か教えてください…