原付二種免許を取得して一年経ったので、そろそろ2人乗りが可能となります。ただしクロスカブにはデフォでタンデムシートは装備していないため、後付で設置しました。また、その際に延長リアキャリアも設置したのでそちらもレポートします。
この記事の目次
今回購入し取り付けたパーツ
まず現状のクロスカブ(ja60)ですが、キャリアに「一七式特殊二箱」を取り付けています。このままではタンデムシートは取り付け出来ないので、リアキャリアを延長する必要があります。
今回取り付けたのは以下の2つとなります。
- BRAKE製 リアキャリア
- BRAKE製リアキャリア
いずれもBRAKE製になります。
01.BRAKE製 リアキャリア
他メーカーのリアキャリアより少しお安めのパーツとなります。あまり取り付け例が見つかりませんでしたが、タンデムシート併設可能なので購入。
クロスカブだけでなくスーパーカブなどカブ系なら取付可能なようです。
こちらが届いたキャリアとなります。梱包はとても簡単で本体に緩衝材(プチプチ)が2枚巻かれているのみで、説明書なども有りません。
ネジが唯一の付属品ですが、最初プチプチに紛れて存在に気づかず危うく捨ててしまうところでした…私がうっかりなだけかもしれませんが、皆さんも一応気をつけてください。
02.BRAKE製 タンデムシート
メーカーにこだわりはなかったですが、たまたまキャリアと同じメーカーの物を選んでいました。ホンダ公式ふくめ他にも色々なメーカーから出ているようですが、取り付け方法は異なるようなので注意。
こちらが届いたタンデムシート本体です。付属品も何もありません。取り付け方がどこにも書いてないことに若干不安が…
こちらが裏側です。
ネジ4ヶ所を金具で止めるようです。
かなりパワーがいる場所が必要とのことなのでY字のボックスレンチを買いました。
また、こちらはお好みですが、金属同士が接触する部分が出てくるので元々ついている本体キャリアに傷が付く可能性があります。その傷を防止するためにゴムなどを間に噛ませると良いそうなのでダイソーでゴム紐を調達しています。
ちなみに使用した工具は以下の通り
- 10mmレンチ
- 12mmレンチ
- +ドライバー(結構太め)
リアキャリアの取り付け
これが取り付け前の状態です。最初に一七式特殊荷箱を外します。
荷箱を取り外しました。少し汚れてますが気にしない。
このボルト2本を外す必要があります。
12mmのレンチで外しますが、このボルト、とにかくガッチガチに硬いです。変な声出しながら全力で回してやっと、といった感じです。ボックスレンチやラチェットレンチなどがあった方が作業が楽かと思います。(私が非力なだけかもしれませんが…)
なんとか左右ともに取り外しました。
ボルトを取り外すと写真のようにキャリアを上に上げることが出来るので、間に取り付けるキャリアを滑り込ませます。
こんな感じに先程取り外したボルトの穴がきれいに揃うように重ねます。本体キャリアは少し光沢のある質感ですが、今回取り付けたリアキャリアはマットな質感と少しテイストが異なります。
取り付けるキャリアの後ろのU字っぽい部分は本体キャリア後部に挟み込みます。
本体ボルトを再び取り付けます。ここは簡単。
続けて後部のU字部分を本体付属のネジで取り付けますが、結構難易度は高めです。なぜかというと、このU字の部分の間が開きすぎており付属のワッシャーなど間に入れた状態ではネジが届かず締めることが困難なのです。
Amazonの販売ページに有る解説ですが「ペンチなどで押さえながら締め付け」と書いていますが、一人では到底無理ですね…この部分むちゃくちゃ硬かったです。口コミなど見ていると「あらかじめペンチで締めて」U字の部分を曲げておく、など工夫して取り付けている人が多いようです。
私はこう対処しました、という一例ですが「下のワッシャーを入れない状態」だとネジがギリギリ届く状態なので、この状態で片方だけ一度ネジを締めることでU字部分を適度な厚みまで曲げてしまいます。
この状態なら片方をペンチで締め付けているのと同じ状態なので、もう片方(写真では右側)は下もワッシャーを噛ませた状態でもネジを閉めることが出来ます。
締め終わったらワッシャーを噛ませていない側のネジ(左側)も外して、改めてワッシャーを噛ませた状態で締め直すことで無事取り付けることが出来ました。
ちなみにこの部分の取り付けはプラスドライバーと10mmスパナが必要です。
こんな感じです。
後部のU字部分はなかなか難易度は高めでしたが、時間としては10分くらいで取付可能です。
タンデムシートの取り付け
続けてタンデムシートを取り付けます。説明も何もありませんが、Amazonの口コミなどを参考に取り付けます。
まず付属の4ヶ所ボルトと金具を外します。
キャリアの上にタンデムシートを仮置きします。丸みがある方が後ろ側みたいです。
付属の金具は元々の向きと逆向きに設置しますが、キャリアの出っ張りと金具がピッタリハマる場所を探してネジを仮止めしておきましょう。
ただしAmazonの口コミでも多く見られたように、片方しかぴったりハマりません…かなり時間かけていろんな位置を試しましたが、どうも片側しか金具はピッタリはまらないようです。
仕方ありませんが、ネジをきっちり締めれば金具は片方はきっちりハマっているので外れることは無いと信じて全力で締め上げます。
ボックスレンチでは狭くて締めるのが難しいため、ここからはドライバー型のレンチを使用。
力の限り締め上げます。金具4カ所とも締めたら完成です。
こんな感じに付きました。激しく動かしてもビクともしないので大丈夫でしょう。
一七式特殊荷箱を取り付け
これは誤算でした…延長したキャリア内に微妙に収まらないことが判明
ステーを無理やり押し付けて固定しましたが、少し強度が心もとないので一七式特殊荷箱の穴の位置を変える必要があります。これは後日対応します。
後日穴を開けて対応
収まるように上記の赤丸部分に穴を開けました。
アップにするとこんな感じ。奥の穴が元々の穴ですね。
荷箱の内側から見た画像です。
穴を開ける工具は持っていなかったので、ダイソーでドリル刃を買ってきて手持ちのドライバーに取り付けて手動で穴を開けるという超絶アナログ作業。よく考えず「これくらいかな…」で買ってきた3.4mm径では穴の大きさが全然足りず、手持ちのドライバーをぶっ込んで穴を拡張するというダメダメさでした。多分はじめに3.5mm径で穴を開け、6mm径で拡張する手順が良かったと思います。
また、念のためこれまたダイソーで買ってきたエポキシ接着剤を穴を開けた周囲に塗って断面を保護しています。(必要だったかどうかわかりませんが)
取り付け完了
完成図はこんな感じです。2人乗りも可能ながら積載スペースも確保できている贅沢仕様です。奥行きが長くなっているため、駐車スペースが今までより広く必要な点は注意です。
横から見てもなかなかいい感じですね。タンデムシートも使用しないときは積載スペースとしても使えるので、かなり積載容量がアップしておりロングドライブでも困ることはなさそうです。取り付けも事前にある程度の知識があればそこまで難しくはないと思うので、ぜひチャレンジしてみてください。