最近仕事でオウンドメディアで記事を書く機会が増え、以前は意識したことがなかったPV数や検索順位など意識するようになってきました。
少しでも良い結果を残すべく、SEOやライティングの方法を勉強中です。
その実験の場として以前「何気なく書いた記事の検索順位を上げる」ことを実践してみたいと考えました。
具体的には特定キーワードでのGoogle検索順位1ページ目に入ことを目標に
「何をどう調べて」「記事をどうリライトしたか」そして「どう変化していったか」の話です。
第二回目は「リライト編」について解説します。
目次
この記事の目次
前回の調査結果から
リライト対象ページはこちら
メインの対策キーワードは「ラブリコ 本棚」
他キーワードと網羅したい内容は以下
キーワード | 予測される検索意図 |
ラブリコ 本棚 耐 荷重 ラブリコ 本棚 強度 | ラブリコで本棚を作った場合の耐荷重を知りたい |
ブリコ 本棚 作り方 ラブリコ 本棚 diy ラブリコ 壁面 本棚 | ラブリコで壁面に本棚の作り方を知りたい |
ラブリコ 本棚 4 本 | ラブリコで柱を4本立てた場合の作り方 |
ラブリコ 本棚 予算 ラブリコ 本棚 費用 | ラブリコで本棚を作った場合の予算を知りたい |
ラブリコ 可動棚 | ラブリコで稼働棚を作りたい |
ラブリコ 本棚 奥行き | ラブリコで本棚を作った場合、奥行きを何cmにするか |
ディアウォール ラブリコ | ラブリコとでディアウォールどっちが良いのか |
上記より検索意図まとめ
こんなとこでしょうか。
- ラブリコそのものの使い方
- ラブリコを使った可動棚式の本棚の作り方
- 奥行き・耐荷重・予算
- ディアウォールとの違い
仮のペルソナ設定
ホントはこれ記事を書く前にやるべきなんですが、リリース後の方がサーチコンソールで検索クエリがわかる分考えやすかったりもします。
仮でも設定しておくと、その人がどういう気持で検索したか?が考えやすくなります。
今回は私自身も2回目なのでそこまで詳しくはありませんが、初心者ならではの目線で書くことが出来ます。
なので「DIYに慣れていない初心者、30代男性」が「SNSで見かけた、壁面いっぱいに伸びた本棚をマネして作れないかな?と考えてる」くらいの人でしょうか。あくまで初心者目線で丁寧な解説を心がけます。
タイトル・説明文の見直し
検索順位にあまり関係は無いと言われてますが、「クリック率」には大きく影響するので、「タイトル」「説明文」を見直します。
まずは競合のサイトの「タイトル・説明文」を調査します。
その際に使っているChromeアドオン
表示しているサイトのタイトル・説明文だけでなくh2・h3タグも引っ張ってこれるので便利
これを使い、自社サイトと上位表示されるサイトのタイトル・説明文を引っ張ってきました。
タイトル | 説明文 | |
2×4材とラブリコ(LABRICO)で壁面収納の本棚を作る – WASAblog | 世間のリモートワークの流れで自室のPC周りを充実させましたが、部屋の物の量がとにかく増えたため、お盆休みを使って新しく棚を設置することにしました。市販のものを買 | |
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タイトルの変更
目安の文字数は30文字程度ですが、伝えたいことは出来る限り早いタイミング(左側)で伝えましょう。
競合他社のタイトル見て思ったのは
- 英語表記LABRICO入れたけど検索ボリュームの少ない(誰も検索してない)ので要らないか
- 2×4材とか検索ボリューム見た限り不要
- 差別化のためターゲットをわかりやすく【初心者】とか入れる
くらいですかね。今回は
- (before)2×4材とラブリコ(LABRICO)で壁面収納の本棚を作る – WASAblog
- (after)【初心者向け】ラブリコで壁面収納の本棚をDIYで作る【可動棚】– WASAblog
対象ワードの初心者や稼働棚を強調してみました。
説明文の変更
説明文の設定が苦手なのですが、WordPressのデフォの設定だと文頭の文章が説明文となるため、中身の説明が全く出来てない文章になっています。これ知らんやった。
タイトルで言い切れなかったけど言いたいことを検索対象ワードを使いながら伝えていくとよいでしょう。
一般的に120文字程度と言われているそうです。
- (before)世間のリモートワークの流れで自室のPC周りを充実させましたが、部屋の物の量がとにかく増えたため、お盆休みを使って新しく棚を設置することにしました。市販のものを買…
- (after)初心者でも簡単「ラブリコ(LABRICO)」と「2×4材」を使って本格的な壁面本棚を作りました!4本柱で耐荷重高め・稼働棚で変更にも強い仕様。かかった費用も掲載しているので参考にどうぞ。
こんな感じでどうでしょうか。
- 検索ワードを説明文にも入れる
- 誰向けの記事かわかりやすく
- 訴求ポイントを入れる(動画付きとか)
検索ワードと一致した時にハイライト表示(←こんな強調表示ね)されるので、説明文にも対象ワードを入れておくとCTRが高くなりそうな気がします。タイトルで削った「LABRICO」はこっちに入れています。
h2・h3文の見直し
これも先ほどのSEO META in 1 CLICKを使って競合サイトの調査からスタートします。
参考にしたのはこちらのサイト(DIYと暮らしを楽しむ さん)
むちゃくちゃ丁寧なサイトです。本棚作る時かなり参考にしました。
このh2・h3の違いを見るだけでも情報量の違いが見て取れますね…
というわけで内容を変更
- なぜかh2→h4だったものをh3に変更
- 端的に「体言止め」だったものを分かりやすい表現に変更
- 文章内に区切りを増やし、見出しそのものを増やす
これだけでも随分印象が変わったと思います。
様子見ながら今後も変更するかもしれません。
本文内の文章・内容の見直し
当初の検索意図に沿ってコンテンツの内容に厚みをもたせていきます。
「キーワードを含ませる」だけでは意味がありません。
例えば「強度」「耐荷重」といったワードはコンテンツ内に入れるだけではなく、「本棚なので柱2本では耐荷重40kgと不安」「なので左右2本、計4本で80kg」と当事者だからわかる内容を入れ、記事に説得力をもたせます。
同様に「予算」「費用」「可動棚」などを詳しく解説していきます。
特に費用に関しては上位サイトでは触れられていないので、↓こんあ感じで事細かに記しました。
できれば「見出し」にそれらのワードを入れるとユーザーに対しても、検索インデックスを作るGoogleさんに対しても効果的でしょう。
それ以降の変動
リライトした記事が検索結果に反映されてきた10月以降から追いかけます。
10月は相変わらず低空飛行でしたが11月から徐々に上がり始め、12月に結構延びています。ひゃっほう。
12月に久しぶりに実施されたコアアップデートの影響やら、年末に増えてきたコロナの巣ごもり需要もあるかもしれませんが…
検索クエリは上記のように。狙ったワードでかろうじて1ページ目に食い込んできています。ひゃっほう。
ちなみに2021年の1月第一週目の数値はこちら
全体的に順位が上がってますね。
順位の割にCTRが低いかな?とも思うのでタイトル・説明文はまだまだ改良の余地ありですね。
これ以上を目指すなら
キーワードプランナーやGoogle検索のサジェストに出来たようなワードから、今回リライトした記事のようにバンバン記事を作っていけば、相対的にこのサイトは「ラブリコ」に詳しいサイトと判断され、検索ボリュームの大きいビッグなキーワードでも(ラブリコ DIY のような)検索上位に食い込めるのでしょう。
いまのところDIY関連で記事を増やす予定はありませんので、今回はこの記事を定期的にメンテするくらいでPV数を増やしていきたいと思います。
今後DIY熱に火が付く可能性も無きにしもあらずなので、そのときは今回の経験をもとに上位を狙いますね。