魚切ダムにツーリングに行った同日に比較的近くにあるからという理由で「梶毛(かじけ)ダム」にも行ってきました。目的はもちろんダムカード!
魚切ダム〜梶毛ダム間はバイクや車で下道を使って20分程とかなり近いので魚切ダムとセットでの訪問をオススメします。
この記事の目次
梶毛ダム(かじけダム)とは?
広島県広島市佐伯区五日市町石内にある西風新都のすぐ近くにあり広島市内からのアクセスもかなり良い場所ににあります。住宅街のすぐ近くにある異色のダムです。
道路も車一台しか通れないような場所はほぼないので、車でも難なくたどり着けると思います。以下の「広島県梶毛ダム管理所」を目的地にしておけばスムーズにたどり着けると思います。
2008年に完成した新しめのダムです。ダムカード裏に書いているダムのスペックを掲載しておきます。
- 所在地 : 広島県広島市
- 河川名 : 八幡川水系石内川支川梶毛川
- ダム型式 : 重力式コンクリートダム
- ゲート
- クレスト自由越流式洪水吐×8門
- オリフィスナイフエッジ式洪水吐×1門
- ジェットフローゲート×1条
- 堤高・堤頂長 : 49.0m・225.6m
- 総貯水容量 : 106万㎥
- 管理者 : 広島県
- 本体着工/完成年 : 2002/2008年
「オリフィスナイフエッジ式洪水吐」とかウェポン的な感じでなんかカッコいい。先日訪問した温井ダムと比べると約1/80の貯水量とスケールの違いを感じます。完全に利水洪水調節用の小規模ダムですね。
ダムカード目当ての方は管理事務所の営業時間を予め調べて訪問しましょう。
梶毛ダムレポート
まずは駐車場から。日曜朝10時くらいに訪問しましたが、車がすでに何台か止まっていました。通常土日にダムに訪問しても他に人がいることがなかったのでビックリです。市街地そばにあるダムだけあってお散歩コースになっている人も多い模様です。
駐車場にたたずむ愛車クロスカブちゃん。
駐車場の隣りにある管理事務所でダムカードをもらいます。例によってインターホンを押して管理事務所のおじさんを召喚します。大体どの管理事務所のおじさんも「どこから来たの?」みたいにフレンドリーに話しかけてきてくれます。もうダムの管理事務所のおじさんはダムカードを配るために常駐しているのではなかろうか…
ダムカード!右下の記号「G」やはり「重力式コンクリートダム」の「gravity」のGっぽいですね。右上の英語はF(洪水調節)N(流水維持)の2つのみ。
ここもダムの「天端(てんぱ)」(ダム堤体の一番上部)が道路のタイプですが、車両は入ることが出来ず歩行者のみです。
湖側は「神原湖(かんばらこ)」という名称のようですね。
その神原湖の様子です。
ダムからの景色に住宅街が映るという不思議な光景。たいていダムは山奥にあるので通常は考えられない光景ですね。このダムの唯一無二の個性と言えるポイントではないでしょうか。
反対側にも同様のプレートが。
ダム側(?)の光景。温井ダムや魚切ダムと比較すると、明らかに堤体は低い印象です。クレストゲートが8門もあるのが印象的です。
ダム下には放流設備があり、常時放水されているようですね。
道路を進むと住宅街の公園側につながってそうな雰囲気です。
と思いきや行き止まりでした。つなげてしまえば近隣住民の良いウォーキングコースになりそうなのに残念。
住宅街側から天端を眺めてみます。
ダムを真正面から捉えてみた
こちらのダムはダム下へ入ることは出来ないためダムを真正面から眺めることは難しいのですが、なんと一箇所だけ発見しました。
管理事務所の駐車場から3分ほど徒歩で下ったところにベストスポットがあります。車やバイクは停めるところがないので、車やバイクは駐車場に止めたままで必ず徒歩で行きましょう。
(上記のGoogle Mapを「拡大地図を表示」からMAPの画面に遷移後、ストリービューで見てもらうとわかりやすいと思います。)
このようにダムの正面と住宅街を収めることが出来るレアなスポットです。(冬に撮影しましたが、草木が生い茂るシーズンだと見えにくくなっている可能性があります。)
住宅街から捉えてみる
ダムの天端を歩いていると湖側の高台に住宅街が見えていましたので、今度はぐるっと回って住宅街からダムを押さえてみました。
今回はこの辺りからの写真となります。この辺りは公園がかなり多いのでもう少し歩くともっと良い場所ありそうでした。
どうでしょうか。普通のダムだとここまでダムをキレイに捉えることが出来るスポットは中々ありません。住宅街に隣接したダムならではの光景と言えます。
梶毛ダムのダムカード
右下のマークはGなのでメジャーな重力式コンクリートダムですね。
ダムカード裏によると、こちらのダムは都市施設だそうです。
以上、梶毛ダムのレポートでした。住宅街に隣接するダムという特徴を持つものの規模もそんなに大きくないのですが、その分住宅街とダムのツーショットや住宅街からのぞむダムなど、他のダムでは考えられないような景色を楽しむことが出来るダムとなっております。アクセスも良いのでお近くの方はフラっと気軽に訪問してみてはいかがでしょう。