MacでWindows用のキーボードを使うと意外と快適だった話

MacでWindows用のキーボードを使うと意外と快適だった話

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なぜWindows用を選ぼうと思ったか

長年自宅用として使用してきた「Apple Keyboard」昔のiMacに付属していたキーボードだと思うのですが、とうとう一部キーの効きが悪くなってきたため買い替えを検討していました。

順当に行くと「Magic Keyboard」に買い換えるのが妥当なんでしょうが何より値段が高し、実はこのペチペチした触感があまり好きではないので、静音でなくても良いのでメカニカルなキーボードを検討していました。また、テンキーがあることでマウスまでの距離が長くなり結果肩こりの原因になっていたため、次はテンキーレスモデルが良いな、でも矢印キーは独立していたほうがいいな、価格は安めで安心のメーカーで、と色々譲れない条件を元に探すと無いんですよ、Mac用は。(Logicool製品はかなり惜しい)

ならばもうMac用じゃなくてWindows用で良くね?

失敗しても良いように安めのキーボードで試してみよう、という気軽な気持ちでポチってみました。

今回買ったキーボード

そして購入したのがこちら

ゲーミングキーボード TK-G01UKBKです。安心と信頼の国産メーカーエレコムさんの商品です。

メーカー定価 ¥19,558(税込)ですがAmazonでは¥6,000程度と破格のプライス。定価とは…!?

今回は失敗してもいいや、という気持ちだったので普段こういった精密機器では使わないラクマで購入しました。

国産でこの値段でもメカニカルなキーボードで「茶軸」採用のちゃんとしたキーボードです。(あまり詳しくないのですが、赤→茶→青の順で打刻感が強くなるようです)。有線タイプなのは好みが分かれるところだとは思いますが、月イチ程度の充電だとしても不意のタイミングで動かなくなるのは面倒なので私はむしろ有線派

今なら上位モデル(?)の赤く光るキーボードの方がAmazonでは安く手に入るのでコチラをおすすめしておきます。私もできることなら赤く光るほうが欲しかった。(よく知らなかった)

メリット・デメリット

結論から言っておくと、MacでWindows用キーボードを使用するのはとても快適ですが結構人を選ぶ選択肢になるかなと思います。

MacでWindowsキーボードを使うメリットとしては以下の点があげられます。

メリット

  • 豊富な選択肢から選択可能
  • 価格が比較的安価

最大のメリットはここですね。Mac用キーボードはどうしても種類が限られてしまいますが、Windows用も含むとなるとメーカー・軸の違いなど選択肢の幅が一気に広がります。また、Mac用を用意しているモデルは割と高価なモデルが多いのですが、Windows用の物なら安価で高機能なものも種類が豊富です。

逆にデメリットは以下の点です。

デメリット

  • キーボード配列の違いに慣れが必要

この最大のデメリットを受け入れることができるかどうかに関わってきます。多少の違いはカスタマイズでなんともなりますが、キーボードの表記と実際のキー違いがどうしても出てくるため、キーボードを見ながらタイピングする方にはオススメできません。すでにMacのキーボード操作に慣れた上で、キーボードを確認することなく打てるレベルの人なら魅力的な選択肢となるでしょう。

デフォの設定

ちなみに現状使っているキーボード(Apple keyboard)と、エレコムのTK-G01UKBKの配列の違いです。

今まで使用していたApple keyboardと現行のMagic Keyboardは配列が異なりますが、それでもWindows用のキーボードとは修飾キー周りの配列が全く違いますよね。

一応標準でもWindowsキーボードの下記のキーはMac上では以下のような動作をします。

 WindowsキーボードMacでの動作
CTRLcontrol(⌃)
Windowsキーcommand(⌘)
ALToption(⌥)

元々のMacのキーボードと比較した時の一番の問題点はcommand(⌘)とoptionの位置関係が逆になることと、指のポジション的にもWindowsキーがcommandキーは違和感があること、controlキーの位置など。

今回はキーボードの表記を無視して、元のキーボードの配置に近くなるようキーの配置をカスタマイズします。

キー配置のカスタマイズ

有名なKarabinar-Elementsを使用し、キーボードの配置をカスタマイズします。マウスやテンキーのカスタマイズでもお世話になっている、Macのカスタマイズではもはや必須のツールとなっています。

無償で使用できますが、寄付は随時受けつけているそうなので長く使われる方はぜひ。

Karabiner-Elements

A powerful and stable keyboard customize…
karabiner-elements.pqrs.org

このアプリを使用してキーボードの配置をこのように変更しました。

左が今回使用したエレコムのキー配置で、これをどのキーに割り当てるのか?を選択していきます。

例えばWindowsキー(Mac上ではleft_commandにマッピングされる)は今までの配置的にoptionに配置したほうが違和感なさそうだから、「left_option」に配置、というふうに好みに合わせて配置していきます。

また、使用しようとしている「Windowsのキーボード上に書いてあるキー名前」と「接続したMacで機能しているキーの名前」が異なっているためにキーの名前がわからない場合があると思います。(Windowsキーがleft_commandと認識される、など)

Karabiner-Elementsに同梱されるKarabiner-EventViewerを使えば、今押したキーの名前が表示されるので、簡単に現状キーの名前を探すことができます。

最終的にこんな感じの配置に落ち着きました。

これは現在使用しているAppleキーボードに合わせての配置なので、お好みに合わせて配置すると違和感なく使用できると思います。

※いまだにcaps lockの使い方がわかりませんが、元のキーボードの配置に合わせて一応生かしました…

感想

快適な打ち心地の茶軸キーボードとテンキーレスになったことで、打ち間違いが減り肩こりも解消されました。違和感も思ったほどなく数時間でなれることができたので、Macの操作になれている人ならWindowsキーボードは超オススメ

ただキーボード上の表記と実際のキーが異なるため、慣れないうちは間違うことがあるかもしれませんので気になる方はキーボードシールなど貼っておくと良いかもしれません。

キーボードの高さが少し高くなったため、ダイソーで300円のリストレストを導入しましたがこれがまた快適です。こちらも超おすすめです。