リマーケティングリストの作成

リマーケティングリストの作成

2019年7月20日
Google 広告
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広告を長期運用するにあたって外せないのが「リマーケティング」(Yahoo!ではリターゲティング)。今回はその設定リストの作成方法やタグの設置方法を紹介します。

ページ内に直接タグを埋め込むことも出来ますが、タグマネージャがあったほうが便利です。まだ設置していない方はちら

10分で出来る! Googleタグマネージャの導入

GoogleアナリティクスにGoogleアドセンス、コンバージョンタグに…と続け…
wasabitaro.com

そもそもリマーケティングって?

あるサイトを見た直後や、ECサイトで気になる商品を見た直後にその広告が表示された…という経験ありますよね?

仕組みとしてはサイトに「リマーケティングタグ」を仕込み、ユーザーがサイトを訪れた、という履歴をリストに溜め込みます。そのリストを参照してGoogle広告が広告を配信をする、という仕組みです。

事前にタグを埋め込んだりリストを作成したりと多少の手間はありますが、

メリット

すでに一度訪れた「見込み客」を狙って配信できるため、その後のCV率が高い

という大きなメリットがあります。逆にデメリットとして

デメリット

あんまりしつこく出てくると印象が悪くなり逆効果になることも…

どちらも自分の体験から経験があると思います。いま自分もTableau(タブロー)さんの広告めっちゃ出てきますもん…

では実際に設置してみたいと思います。

リストの作成方法

まず「オーディエンスリスト」を作成し、ユーザーのデータを貯め込む必要があります。いくつかやり方があるので紹介します。

GoogleAnalyticsでの作成

まずはアナリティクスでの作成方法を。こちらで作成するとアナリティクスでも参照できますし、リンクしたGoogle広告でも使用することが出来ます。

まずアナリティクス左下の「管理」からプロパティ欄の「ユーザー定義」「オーディエンス」を選択します。

「オーディエンスのソース」はリストを作成したいビューを選び、次のステップに進みます。

次に「オーディエンスの定義」です。ここでリストを作成するユーザーの条件を細かく選ぶことが出来ます。

例えば「新規ユーザー」「リピーター」など。試しに「全てのユーザー」を選んでみると…

ご覧のように「過去00日間」に「サイトにアクセスしたすべてのユーザー」を対象にすることが出来ます。

さらに男女や年齢、アフィニティなど事細かに選ぶことも出来ます。

今回は「セグメントをインポート」で事前にアナリティクスで作成したセグメントを使用しました。

すると、セグメントで設定した条件がそのまま使えます。デフォルトでも「コンバージョンしたユーザー」や逆に「コンバージョンに至らなかったユーザー」など選ぶことが出来ます。

今回は「特定カテゴリの記事にアクセスしたユーザー」を対象としました。

デフォでは「30日間」ですが、商材やキャンペーン内容によっては短すぎる場合もあるので、今回は「90日間」と設定しました。

そして設定したオーディエンスの名前をつけます。

最後にオーディエンスの公開先を選択します。リンクしたGoogle広告がデフォで出てきますので、チェックを入れます。

これでリストの作成は終了です。

これをリンクしてあるGoogle広告で読み取ります。

Google広告上部の「設定(スパナのマーク)」から「共有ライブラリ」「オーディエンスマネージャ」を選択します。

画面が切り替わります。上部の「リマーケティング」のタブを選択します。

GoogleAnalyticsとGoogle広告がリンクされていれば、何も設定しなくてもリストが表示されているはずです。

あとはタグを設置しましょう。

Google広告からのリスト作成

今度はGoogle広告側でリストを作成する方法です。アナリティクスで作成した方は読み飛ばしても構いません。こちらは簡単に作成できますが、アナリティクスほど細かくは設定できません。

Google広告の上部「設定(スパナマーク)」から「共有ライブラリ」「オーディエンスマネージャ」を選択します。

左部タブの「オーディエンスリスト」を選択、上部タブの「リマーケティング」の項目から「+ボタン」で新規リストを作成します。

上記のような項目を設定することが出来ます。

ユーザーの対象は上記のとおりです。簡単ですが細かさはアナリティクスが上ですね。

リストの作成方法は以上です。

リマーケティングタグの埋め込み

まだ終わりではありません。新規ユーザーかどうか判定するために「リマーケティングタグ」を埋め込む必要があります。

Google広告のの上部「設定(スパナマーク)」から「共有ライブラリ」「オーディエンスマネージャ」を選択します。画面が切り替わり、左タブに表示された「オーディエンスソース」を選択します。

「Google広告タグ」が表示されたら右下の「詳細」ボタンを押します。

このようにリストの変遷が見れます。ここで「タグを設定する」を選択します。

するとタグの設定方法が出てきます。

今回はタグマネージャで埋め込んでみたいと思いますが、その他選択しでも丁寧な解説が表示されるので言うとおりにしておけば間違うことはないでしょう。今回は「タグマネージャを使用する」を選択しました。

続けて今度はタグマネージャでの設定の話。

タグマネージャに遷移し、上記のように設定します。

コンバージョンIDは先程のリマーケティングタグ最後の画面に表示されたコードです。「GTM-000000」みたいな「GTM」が頭文字のIDです。

これを保存したら設置完了ですが、必ず「プレビュー」で確認するようにしましょう。

YouTubeの場合

同様に、YouTubeでもユーザーリストを貯め込むことが出来ます。

もうおなじみ「オーディエンスマネージャ」から

「+ボタン」で新規リストを作成します。

YouTubeユーザを選択します。

通常のリマーケティングと同様、以上のように設定します。

ちなみに選べる項目は上記の通り。どういうユーザーのリストを作成したいか、によって様々な設定が出来ます。

以上、リマーケティングリストの作成方法とタグの設定方法でした。設置後にリストができるまでに時間がかかるので、Google広告を使って配信をする予定がある方ならばリマーケティングをする・しないにかかわらず設置はしておいたほうが良いと思います。