ダムカード目当てのダムツーリング。今回は周南市のダムを3ヶ所まわりましたが、最初に訪問した「向道ダム」の記事です。
訪問した中で一番広島寄り、という理由で最初に訪問しましたが3ヶ所の中で一番小さいものの、とても歴史あるダムで随所にそれを感じることができます。
同じタイミングで訪問した他のダムの記事はこちらから。
この記事の目次
向道ダムとは?
山口県周南市にあるダムで、読みは「こうどう」ダムです。絶対読めませんね。
完成が1940年と100年近い歴史のある古いダムで、多目的ダムとしては日本で最初に運用が開始されたダムみたいです。
広島から向かうと国道376号線から一本脇の道に入る形となりますが、道中不安になるくらい細い道になります。車だと離合が困難な箇所もあるので車でお越しの方は気をつけて下さい。
Google Mapの「山口県向道ダム管理事務所」に向かっていくと迷うことは無いと思います。管理事務所自体に駐車スペースは数台分ありますが、ダム手前にも数台分の駐車スペースはあるので駐車に困ることは無いと思います。
ダムカードの情報を乗せておきます。
- 所在地 : 山口県周南市
- 河川名 : 錦川水系錦川
- ダム型式 : 重力式コンクリートダム
- ゲート : クレストローラーゲート×4門
- 堤高・堤頂長 : 43.3m・120.9m
- 総貯水容量 : 703万1千㎥
- 管理者 : 山口県土木建築部
- 本体着工/完成年 : 1938/1940年
ダムカードの配布状況は県や国土交通省のホームページで必ず事前に確認してから訪問するようにしましょう。
向道ダムのレポート
広島県から山口県向道ダム管理事務所に向かっていくと、管理事務所直前に数台分の駐車場があったのでこちらにバイクを止めます。道中本当にたどり着けるのか不安になるくらい狭い道が多かった…
奥に見える建物が管理事務所ですが、その手前に発電の設備(?)があります。
こちらが管理事務所です。土日も稼働しており、インターホンで管理人さんを呼んで無事ダムカードをいただくことが出来ました。
こちらがダムの天端に当たる部分ですが、バイクはおろか人すら入ることが出来ないタイプです。
とりあえず立ち入り禁止の天端直前までバイクを移動させて記念撮影。
下を眺めて見ますが、ここからでは発電所らしきものが見当たりません。
特に意味はありませんが、脇にあった水利使用標識なるものを撮影。
少し歩いて移動して下流側のダムがよく見える場所に移動しました。白いクレストゲートがよく見えますね。
ここで頂いたダムカードと一緒に記念撮影。
逆側に移動してダム湖を撮影。珍しくダム湖を解説するプレートが何一つありませんでしたが、後で調べたところ「向道湖」という名前らしいです。
ダム下に行ってみる
地図を見た限りだとダム下まで行けそうなので試しに行ってみます。
道中に案内標識がありますが…
こんな急な角度の上に極狭の道なんで車の方には本当にオススメしません。Googleストリートビューにこの道あったけどよく行けたな…
発電所直前に謎の石碑が。わざわざこの石のためにスペースを用意しているあたり、何か歴史や由来があるのだろうか…
発電所までたどり着きました。ダム下で進めるのはここが限度です。
「昭和27年から発電しています」ってサラッと書いてあり、とても歴史ある発電所だとわかります。(訪問したときは全く気づきませんでした。)
発電所とダムを一緒に撮影。ここからだと4門の白いクレストゲートがはっきり見えますね。
せっかくなのでバイクも一緒に撮影。コードやペットボトルしまっとけば良かった…
せっかくなのでダムカードももう一枚撮影。
向道ダムのダムカード
ダムカード表面です。真正面からダムを押さえたショットですが、一体どこから撮ったんだろう。
裏面です。ルーツは戦前に遡るとても歴史あるダムですね。さらに歴史を調べてみると面白そうなダムですね。
以上、向道ダムのレポートでした。何かと歴史を感じることが出来るダムで、ダム下まで行くことが出来るので周南市ダム3ヶ所セットでぜひ訪問してみて下さい。