ダムカード目当てのダムツーリングですが今回は山口県の周防大島、なんと島のダムです!これだけでもテンション上がりますね。しかもロックフィルダムという期待しかないダムです。
また、ついでに同じ島内にやたら映える神社があるので、そちらにも行ってきました。
この記事の目次
屋代ダムとは?
山口県大島郡周防大島町にあるダムで読みかたは「やしろ」ダムです。山口県内でも数少ないロックフィルダムの一つで、県内で最初のロックフィルダムみたいです。
周防大島自体が自然あふれるレジャースポット多めなので、観光ついでに訪問してみると良いでしょう。
今回止めた駐車場はこちら
ダム周辺が公園として整備されており、駐車場もあちらこちらにありますので停める場所に困ることはないでしょう。上記のスポットはダムの天端側の駐車場です。
ダムカードの情報を乗せておきます。
- 所在地 : 山口県大島郡周防大島町
- 河川名 : 屋代川水系屋代川
- ダム型式 : ロックフィルダム
- ゲート : 横越流水路式 オリフィス1門
- 堤高・堤頂長 : 46.5m・371.7m
- 総貯水容量 : 155万㎥
- 管理者 : 山口県土木建築部
- 本体着工/完成年 : 1984/1991年
また記事でも触れていますが、こちらのダムは管理事務所ではダムカードを配布していません(2023年4月現在)。ダムカードの配布状況は県や国土交通省のホームページで必ず事前に確認してから訪問するようにしましょう
屋代ダムのレポート
屋代ダムへ行くにはまず周防大島に行く必要があります。島と言っても船で渡るわけではなく「大島大橋」でつながっており、気軽に渡ることが出来ます。高速ではなく原付でも(何なら徒歩でも)問題なく渡ることが出来き、交通料もかかりません。
バイクで行きましたが、風が強すぎて流されそうでした…前の車も風に負けて端に寄ってたし。
島に上陸後、車で10分程の道のりで屋代ダムに着きます。県道103号線は一部離合が難しい箇所がありますが、田舎のダムへの道のりにたまにある林道とは違い見晴らしは良いので、対向車が来てもゆずりあいの精神があれば問題なくたどり着けるでしょう。
県道103号線をダムに向かって進みます。近くなってくると写真のようにロックフィルダムの岩が見えてきます。
着きました。天端側の駐車場が停めれる台数は多そうですが、周囲には駐車場が多く存在しますので最初にグルっと回ってから止める場所を決めても良いでしょう。
駐車場には屋代ダム完成の碑が。結構立派な石碑ですね。
その近くに湖の石碑もありました。こちらも結構立派です。湖の名前は「屋代湖」のようです。そのままでわかりやすい。
奥に屋代ダムの管理所があります。ここではダムカードをもらえないのでスルーします。
公園内には屋代ダムの案内図が。ダムの解説とともに周防大島そのものの簡易マップも掲載されています。
まずは天端を渡ってみます。こちらの天端は車やバイクは通れない仕様になっています。
高さは低く、下を見てもあまり恐怖は感じませんね。
こちらは下流側です。天端はゆるくカーブを描いているため、天端を渡りながらもロックフィルの側面を見ることが出来ます。
天端下流側は公園になっています。うっすらですが瀬戸内海を望むことでき、周防大島の豊かな自然を感じることが出来ます。
こちらは上流、屋代湖側です。湖直接アクセスできる公園が見えますね。こちらは後で行ってみます。
対岸には何やら設備が見えますね。
天端をだいぶ進んだ後に振り返って下流側の公園を見て気づきました。
だいぶヤバい自然のすべり台がありますね。子供だとテンション上がるかビビるかどっちかになりそうな。何も知らない子供が滑って摩擦でズボンがはち切れないことを祈ります。
天端渡りきったあたりの屋代湖の豊かな自然の光景です。普通のダムのスケールですね。結構デカイ島なんで山がバンバンそびえ立っており島感があまりないですね。
屋代湖から下流への放水設備です。
こちらが下流側。
天端の逆側まで来ました。
おなじみ天端両サイドにはプレートが設置してあります。
こっちは草木が生い茂っており読めない…
こちら側にも2〜3台程度ですが駐車スペースがあります。
その脇に石碑とはまた違う雰囲気を放っている岩が鎮座していました。
御鳥喰岩(おとくいいわ)という歴史ある岩みたいですね。
せっかくなのでバイクもってきて一緒に記念撮影。
屋代ダム記念公園(?)へ
ここからは湖のほとりにアクセス出来る記念公園に行ってみます。
最初の駐車場から歩いて向かいましたが、ツツジの季節だったこともありキレイに咲き誇っていました。
ダムのロックフィル・屋代湖をバックに。季節感のあるいい写真ですね。
道路を少しだけ歩くと少し大きめの建物があります。(おそらく地図で上記の場所になると思います。)
Googleマップでは「レイクステージ オブ モット(ライブ会場)」となっています。人気は全くありませんが、なにやら不気味な声が聞こえてきます…
どうやら犯人はこの子のようです。白鳥でようか、1羽だけ建物前でウロウロしてました。
ずっと落ち着きなく建物前を行ったり来たり…私が近づくと首を引っ込めて急接近、その後ゆっくり離脱、という謎ムーブをひたすら繰り返してました。ほんとに謎。
建物向かいに何か看板があったのでとりあえず撮りましたが、烏帽子岩(えぼしいわ)なる岩があったそうです。ごめん気づかなかったわ。
そのまま湖に進むと何やら怪しいスタイルの銅像がそびえ立ってました。
タイトル「子どもと風」。躍動感あふれる像ですね。芸術は良くわからない…
こちらは公園になっており、豊かな自然を楽しむことが出来ます。キャンプとか出来そうですね。
湖の前に看板がありました。湖には鯉と白鳥が生息している模様。やっぱさっきの白鳥だったんだ…
いますね鯉。というかめっちゃおるわ。
ここからダムのロック部分をゆっくり眺めることができます。
ダムカードを受け取りに「日本ハワイ移民資料館」へ
ダムカードはこちらの管理事務所では配布しておらず、代わりに「日本ハワイ移民資料館」で配布しています。ダムの機能的に人が常駐する必要がないため、ダム最寄りの公共に近い機関が選ばれたのでしょう。
日本ハワイ移民資料館は屋代ダムから車で5分程度です。
こちらが駐車場です。この台数が埋まることがあるのだろうか…
駐車場から少し登ったところに資料館はあります。
登った先に日本の国旗とハワイの州旗が並んで飾ってあります。わかりやすい。
ハワイっぽい像もお出迎えしてくれます。(ティキ像でしたっけ、コレ?)
日本ハワイ移民資料館は入館は大人400円かかりますが、ダムカード貰うだけなら無料で入ることができます。(写真などダムに訪問した証拠は必要です。)大変申し訳無いのですが、日本ハワイ移民資料館自体に興味がなかったのでダムカードだけもらってそそくさと立ち去りました。
というわけでダムカードゲット!
(このショットを撮るためにわざわざダムに戻りました。)
屋代ダム案内というプリントも一緒に配布しています。手作りっぽい雰囲気ですが割と情報量は多め。
屋代ダムのダムカード
ダムカード表面です。ドローン空撮ショット。そして今回はやたらと印刷が濃い。
裏面です。やっぱあのすべり台は「チビッコゲレンデ」と名付けられておりダムのポイントの一つのようですね。桜の名所とも名高いそうですが、実は2週前に他のダムと一緒に訪問しようとしたんですが、全国的に桜渋滞が半端なくて断念したのです…
周防大島の映えスポット「厳島神社鳥居」
周防大島でもう一つ行ってみたかった場所が以下のスポットです。
厳島神社と言えば広島県の宮島が有名ですが、こちらの厳島神社も映えるスポットとしてプチ有名です。
屋代ダムから車やバイクで35分もかかります。周防大島デカイですね。ずっと海沿い走るのかと思ってましたが最速ルートは半分山道でした。
着きました。海に赤い鳥居、厳島神社の名に恥じぬ素晴らしい佇まいです。
対面は神社になっています。その脇に多少駐車スペースがあるのでそこにバイクは停めました。
少し近寄って撮ってみました。潮の満ち引きの時間次第ではまた違った表情を見せてくれそうですね。
波含めて美しかったので無駄に動画で撮ってしまいました。音声は風切り音がうるさくてスミマセン。
最後にバイクと一緒に記念撮影。最高に映える良い写真ですね!
以上、屋代ダムでした。数少ないロックフィルダムということもありますが、ダム周辺も整備されており家族で楽しめるスポットでした。また周防大島自体が自然あふれるレジャースポット満載なので、ダムだけでなくぜひ観光目的で家族みんなで訪れて見て下さい。